- 序論:日本の未来の軌道を問う2025年の選択
- 第1部 分析の枠組み:21世紀の教訓
- 第2部 各党公約の詳細分析
- 第3部 比較分析と総合考察
- 結論:日本の未来への分岐路
序論:日本の未来の軌道を問う2025年の選択
2025年の参議院選挙は、単なる政治的な競争ではなく、日本の進むべき道を決定づける重大な岐路である。この選択は、新型コロナウイルス感染症パンデミックが残した経済的爪痕、米中間の地政学的競争の激化、ウクライナ紛争に端を発する世界的なエネルギー危機、近年の賃金上昇にもかかわらず続く国内のスタグフレーション的状況 1、そして国家の社会契約の基盤そのものを揺るがす不可逆的な人口減少という、国内外の深刻な構造変化を背景に行われる。
本レポートでは、主要9政党が提示する公約について、その実現可能性を多角的に分析する。ここで言う「実現可能性」とは、単なる財政的な実行可能性に留まらない。それは、政治的、社会的、そして行政的な遂行能力をも包含する総合的な評価を意味する。各党が掲げる公約は、日本が直面する課題に対する根本的に異なる診断と、競合する未来像を提示している。その核心的な対立軸は、国家主導の再分配と需要喚起型刺激策を重視するモデルと、供給側の改革と成長志向の財政政策を優先するモデルとの間にある。本稿は、これら競合する哲学を解剖し、その実現可能性を徹底的に検証するものである。
第1部 分析の枠組み:21世紀の教訓
第1節 グローバル及び国内の文脈(2000年~2025年)
本分析は、2000年以降の世界的な大変動を基盤とする。2008年の世界金融危機は、金融規制と財政政策のあり方を再定義した。デジタル経済とプラットフォーム巨大企業の台頭は、税制と労働市場に新たな課題を突きつけた。新型コロナウイルス感染症パンデミックは、サプライチェーンの脆弱性を露呈させ、大規模な財政出動を促した 2。エネルギー転換の加速、そして米中間の貿易摩擦や関税措置に象徴される大国間政治の再燃も、現代の政策決定における重要な外部環境である 5。
この間、日本は小泉政権下の構造改革 9、デフレ脱却を目指した「アベノミクス」の異次元の金融・財政政策 11、そしてコロナ禍における前例のない経済対策など、一連の重要な政策を経験してきた。これらの政策がもたらした成功(例:一時的な企業収益の向上)と失敗(例:持続的な実質賃金上昇の未達成、公的債務の膨張)を客観的に評価することが、2025年の公約を分析する上での基礎となる。
さらに、多くの公約の実現可能性は、国際的な先行事例によって照らし出すことができる。
- 消費税減税の事例:英国、フランス、ドイツなどでの付加価値税(VAT)引き下げは、短期的な景気刺激効果をもたらす一方で、その恩恵が消費者に完全には還元されず、企業収益に吸収される傾向や、効果が一時的であることなどが指摘されている 12。マレーシアにおける消費税廃止の事例も、その経済効果と財政への影響を評価する上で参考となる 13。
- 移民政策の事例:ドイツにおける「ガストアルバイター(ゲストワーカー)」の受け入れから始まり、その後の社会統合に至るまでの長年の経験は、成功と課題の両側面を含んでおり、各党が提示する多様な移民政策を評価するための重要な比較対象となる 17。
- ジェンダー平等政策の事例:ノルウェーにおける企業役員へのクオータ制導入や、アイスランド、フランスにおける賃金透明化法の成功事例は、ジェンダー平等を掲げる政党の公約の実効性を評価するための具体的なエビデンスを提供する 23。
第2節 現代国家統治のトリレンマ:成長、公平、財政の持続可能性
本レポートにおける中核的な評価軸は、現代国家が直面する「トリレンマ」である。すなわち、(1) 経済成長(経済全体のパイを拡大すること)、(2) 社会的公平性(パイを公正に分配すること)、そして (3) 財政の持続可能性(国家がその約束を長期的に維持できること)という三つの目標は、しばしばトレードオフの関係にある。
このトリレンマは、現代の日本において特に深刻である。数十年にわたる低成長は再分配の原資を限定し、巨額の公的債務と高齢化は財政政策に厳しい制約を課している。各党の公約は、このトリレンマの中でどの目標を優先し、どの目標を潜在的に犠牲にするかを示すものとして分析される。例えば、大規模な国債発行を財源とする現金給付策は、短期的な公平性を優先する一方で、財政の持続可能性を損なうリスクを内包し、長期的な成長への明確な道筋を示していない。
第2部 各党公約の詳細分析
第1章 自由民主党:成長主導の安定を目指すビジョン
1. 経済・財政政策
公約の核心
自由民主党(自民党)の経済政策の根幹をなすのは、名目GDP 1000兆円の実現と国民所得5割増という野心的な目標である 5。これに加えて、米国の関税措置の影響を受ける産業への支援や、物価高対策としての子育て世帯や低所得者層への現金給付(子供・住民税非課税世帯の大人に4万円、その他に2万円)といった即時的な措置も盛り込まれている 5。
実現可能性の分析
GDP 1000兆円という目標の達成は、日本が過去数十年達成できていない持続的な高成長を前提としており、その実現性には大きな疑問符が付く。財源については、「成長による税収増」を基本モデルとしており、具体的な歳出削減策や増税策は明確に示されていない 30。しかし、政府自身の試算でも2025年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支)は約4.5兆円の赤字が見込まれており 31、具体的な歳出改革なくして野心的な歳出拡大は困難である。一時的な給付金の財源を「税収の上振れ」に求める手法 29 は、構造的な歳出需要に対応するものではなく、短期的な弥縫策に過ぎない。
この経済政策は、野心的な成長目標、供給側(サプライサイド)を重視した成長分野への投資、そして需要側(デマンドサイド)への現金給付という組み合わせであり、構造的に「アベノミクス」の三本の矢と酷似している。過去のアベノミクスは、企業収益や株価を押し上げる効果はあったものの、その恩恵を国民の持続的な実質賃金上昇に繋げることに失敗したという評価が定着している 11。今回の公約は、この「企業収益から家計所得へ」という最も重要な波及メカニズムの欠陥を具体的にどう克服するかという点について、踏み込んだ提案を欠いている。賃上げ促進策 27 も、強い強制力を伴わない限り、企業の内部留保や株主還元を優先する行動を変えるには不十分である可能性が高い。この点が、本公約の実現可能性における最大のリスクである。成長が賃金に結びつかなければ、GDPと所得の目標は未達に終わり、成長による税収増に依存する財政戦略全体が破綻する。これは、公約の不履行、あるいは更なる財政悪化を招く危険性を内包している。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
年金・医療・介護・子育て支援の「充実」を掲げ 5、高齢者支援にも重点を置く 27。具体的な施策としては、高校授業料の実質無償化が挙げられている 5。
実現可能性の分析
これらの公約は、いずれも恒久的で大規模な財政支出を必要とする。団塊の世代が後期高齢者となる「2025年問題」 33 による社会保障費の自然増を考慮すると、楽観的な経済成長予測以外に明確な財源が示されていない現状では、長期的な持続可能性は極めて不透明である。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
防衛、経済、エネルギーを含む「総合的な安全保障体制」の確立 28、日米同盟の強化、そして憲法改正の推進を明記している 5。また、不法滞在外国人に対する厳格な対応も盛り込まれている 5。
実現可能性の分析
防衛費の増額は連立与党内での政治的合意形成が可能であり実現性は高いが、財政への追加的な圧力となる。一方、憲法改正は国会での3分の2以上の賛成と国民投票での過半数の賛成という極めて高いハードルがあり、政治的な実現可能性は依然として低い。不法滞在者への厳格な対応は保守層の支持固めに繋がるが、労働力不足に悩む経済界の要請と矛盾する可能性がある。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
政策活動費の透明性確保などの政治改革 34 や、「デジタル田園都市国家構想」を軸とした地方創生に力を入れている 5。全国に100ヶ所の「企業城下町」を展開するというユニークな構想も含まれる 5。
実現可能性の分析
提案されている政治改革は漸進的なものであり、国民が求める抜本的な改革には至らない可能性がある。地方創生は数十年来の政策課題であり、限定的な成功しか収めていない。「企業城下町」構想は新しいアプローチだが、その効果や全国展開のスケーラビリティは未知数である。ドイツの「デジタルビレッジ」構想の成功事例 35 は、トップダウンの企業誘致だけでなく、地域社会の主体的な関与が不可欠であることを示唆している。
5. 総合評価
自民党の公約は、既存の官僚機構や産業構造との親和性が高く、政権を維持した場合の政策実行可能性は高い。しかし、その経済・財政計画は楽観的な成長予測に過度に依存しており、過去の経験則から見てその達成は容易ではない。企業主導の成長モデルが家計に十分に波及しないリスクを内包しており、結果として格差が拡大する可能性がある。これは、依頼者が定める評価基準における「利権の偏り」に該当し、不当な批判の対象となりうる。
第2章 立憲民主党:再分配と家計支援への転換
1. 経済・財政政策
公約の核心
立憲民主党の公約は、家計への直接的な負担軽減策が中心である。具体的には、時限的な食料品消費税ゼロ 36、一人当たり2万円の「食卓おうえん給付金」 36、ガソリン価格の引き下げ 36 を掲げている。長期的には、労働分配率の是正を目指す 37。
実現可能性の分析
一時的な減税や給付は財政的に大きな負担となる。党は赤字国債に頼らないとしているが 37、その財源は政府の基金の活用や既存予算の見直しに依存しており、具体性に欠ける 38。特に、年間4.5兆円から5兆円規模と試算される食料品消費税ゼロを持続させるには、恒久的な歳出削減か代替財源が必要となるが、その全体像は不明確である。また、時限的な消費税減税の効果については、国際的に見ても消費パターンへの影響は限定的との研究もある 14。
この経済戦略は、消費者の手元にお金を直接供給すること(ボトムアップ)が、消費と成長の好循環を生み出すという考えに基づいている 37。これは古典的なケインズ主義的な需要刺激策であり、その成否は家計の限界消費性向(MPC)に依存する。しかし、長年のデフレマインドと将来不安(特に年金)が根強い日本では、給付金や減税分が消費に回らず貯蓄に向けられる可能性が高い。ある民間シンクタンクの試算では、同様の給付金の約3割が貯蓄に回ると予測されている 39。したがって、この政策は国民の消費心理を変えられるかどうかに賭ける「ギャンブル」的要素が強い。もし家計が消費よりも貯蓄を優先した場合、政策は十分な成長を生み出せず、長期的な経済効果が乏しいまま財政赤字だけが拡大するという結果に終わるリスクがある。これは、単なる財政計算を超えた、行動経済学的な観点からの重大な実現可能性リスクである。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
「年金の底上げ」と「医療・介護体制の万全」をスローガンに掲げ、社会保障の基盤強化を訴える 36。子育て支援では「チルドレン・ファースト」を掲げ、給食の無償化や隠れ教育費の負担軽減を約束する 34。
実現可能性の分析
年金の底上げや医療・介護の充実は、財源問題と直結する。消費税減税を掲げる中で、これらの社会保障拡充の恒久財源をどう確保するのか、具体的な道筋は示されていない。社会保障制度の持続可能性という構造的な課題に対し、給付の拡充を先行させるアプローチは、将来世代への負担増に繋がりかねない。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
「自由貿易をリードする」としつつ、「日本の平和を守る」ことを最優先課題とする 36。専守防衛を堅持し、現実的な安全保障政策を追求する立場を明確にしている。情報収集能力の強化も重要政策として挙げられている 37。
実現可能性の分析
現行の安全保障政策からの大きな転換を意味し、政権交代が実現しない限り、これらの政策が実行される可能性は低い。自由貿易の推進と国内産業保護(特に農業)との間で、政策的な整合性をどう取るかが課題となる。情報収集能力の強化は超党派で支持を得やすいテーマだが、具体的な組織改編や予算配分には困難が伴う。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
「裏金を許さない」として企業・団体献金の禁止を強く主張し、政治の信頼回復を目指す 34。ジェンダー平等、人権擁護、犯罪被害者支援の推進も公約の柱であり、「同一『価値』労働同一賃金」の実現を掲げる 34。
実現可能性の分析
企業・団体献金の禁止は、政治資金規正法の抜本的な改正を必要とし、既得権益を持つ勢力からの強い抵抗が予想されるため、政治的な実現のハードルは非常に高い。「同一価値労働同一賃金」は、欧州の成功事例 23 を参考にしているが、職務評価システムの確立など、日本的な雇用慣行の中で導入するには多くの課題を克服する必要がある。
5. 総合評価
立憲民主党の公約は、物価高に苦しむ家計への配慮を最優先し、社会的公平性の実現に強くコミットしている。短期的な即効性はあるものの、その財源計画の具体性の欠如と、消費刺激策が貯蓄に回り効果が減殺されるリスクから、中長期的な実現可能性と持続可能性には大きな課題を残す。国際協調や人権擁護といった理念は評価できるが、経済政策の実現性に疑問符がつくため、総合的な評価は限定的となる。
第3章 公明党:生活者目線と連立政権内での実現力
1. 経済・財政政策
公約の核心
公明党の経済政策は「減税と給付を適切に組み合わせ」ることで、物価高から国民生活を守ることを主眼に置く 29。具体的には、所得税減税の仕組みの構築や扶養控除の見直し、そして税収増を活用した「生活応援給付」(18歳以下と住民税非課税世帯の大人に4万円、その他に2万円)を掲げる 29。
実現可能性の分析
連立与党の一員として政策決定に関与してきた実績から、公明党が掲げる給付金や減税策は、自民党との政策調整を経て実現する可能性が比較的高い 40。財源として「税収増等を活用」と明記しており 29、これは自民党の財政戦略と軌を一にする。しかし、これはあくまで景気変動に左右される不安定な財源であり、恒久的な生活支援策の財源としては不十分である。中長期的な経済成長戦略については、自民党の政策に同調する形となっており、独自のビジョンは限定的である。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
公明党が最も得意とする分野であり、「社会保障の充実」を重点政策の柱の一つに掲げる 41。特に、妊娠・出産費用の無償化や、介護従事者・保育士の給与を全産業平均まで引き上げることなどを具体的に約束している 40。
実現可能性の分析
これらの政策は、党の支持基盤からの強い要請を背景としており、連立政権内での交渉を通じて予算化される可能性が高い。過去にも児童手当の創設・拡充や幼児教育・保育の無償化などを実現してきた実績がある 29。ただし、これらの恒久的な歳出増が、社会保障制度全体の持続可能性にどのような影響を与えるかについての踏み込んだ分析は不足している。財源確保が成長頼みである限り、経済が停滞した場合には約束の実現が困難になるリスクを抱えている。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
「国際社会の平和と安定」を掲げ、平和主義を基調とする 41。憲法については、加憲の立場を基本としつつ、国民的合意の形成を重視する慎重な姿勢を維持している 42。
実現可能性の分析
連立パートナーである自民党が積極的な安全保障政策や憲法改正を志向する中で、公明党は「ブレーキ役」としての役割を担ってきた。このバランスを取ることで、急進的な政策変更を防ぎつつ、現実的な政策運営を行っており、このスタンスは今後も維持される可能性が高い。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
「政治とカネ」の問題に厳しく対処し、政治への信頼回復に全力を挙げるとする 34。また、選択的夫婦別姓制度の導入についても前向きな姿勢を示している 41。
実現可能性の分析
政治改革については、自民党との調整が必要であり、抜本的な改革よりも漸進的な改善に留まる可能性が高い。選択的夫婦別姓については、党内に推進論が強いものの、自民党内の保守派の抵抗が大きく、実現には高いハードルがある。
5. 総合評価
公明党の公約は、生活者の視点に立った具体的な福祉・社会保障政策に強みがあり、連立政権内での政策実現力という点で高い実現可能性を持つ。一方で、マクロ経済政策や財政再建といった国家の根幹に関わる課題については、自民党の枠組みを超える独自のビジョンに乏しい。その結果、経済成長が想定通りに進まない場合、拡充を約束した社会保障の財源が不安定になるという構造的なリスクを抱えている。国民への平等な利益配分や社会福祉への取り組みは評価できるが、その持続可能性については課題が残る。
第4章 日本維新の会:徹底した行財政改革による構造転換
1. 経済・財政政策
公約の核心
日本維新の会(維新)の政策の根幹は、「身を切る改革」を伴う徹底した行財政改革である 45。財源は増税ではなく、歳出削減によって捻出することを基本方針とする。具体策として、国民医療費を年間4兆円以上削減し、現役世代の社会保険料を年間6万円引き下げるという大胆な目標を掲げている 45。物価高対策としては、2年間の食料品消費税ゼロやガソリン暫定税率の廃止を提案している 7。
実現可能性の分析
維新の財政計画は、その歳出削減策の実現可能性に全てがかかっている。年間4兆円の医療費削減は、病床数の削減(約11万床)や診療報酬の見直しなどを通じて達成するとしているが 45、これは医療提供体制に大きな影響を及ぼす。高齢化が進む中で医療サービスを削減することは、国民、特に高齢者層からの強い反発を招く可能性が極めて高く、社会的な合意形成は非常に困難である。これは、2000年代初頭の小泉改革における社会保障費抑制策が直面した抵抗を想起させる。改革が断行できなければ、減税や社会保険料引き下げの公約は財源を失い、実現不可能となる。
維新の経済政策は、成長のパイを配分するのではなく、改革によってパイそのものを増やすことを目指している 47。このアプローチは、規制緩和や小さな政府を志向する供給側の経済学に基づいている。しかし、その改革がもたらす「痛み」を社会が許容できるかどうかが、最大の政治的制約となる。医療費削減という具体的な目標は、他の政党が避けがちな構造問題に踏み込んでいる点で評価できるが、その社会的・政治的な実現可能性は極めて低いと言わざるを得ない。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
社会保険料の引き下げを最優先課題とする一方で、「教育・保育の無償化と質の向上」も掲げている 45。特に、0-2歳児の保育無償化や出産費用の無償化など、子育て世代への支援を拡充するとしている 7。
実現可能性の分析
社会保険料の引き下げと子育て支援の拡充は、方向性が逆の財政需要を生む。維新は、前者を医療費削減という歳出カットで、後者を経済成長による税収増や他の分野での行革で賄うとしているが、その両立は容易ではない。特に医療費削減が計画通りに進まない場合、子育て支援の財源が圧迫される可能性がある。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
現実的な安全保障政策を掲げ、自衛隊の役割を憲法に明記することを含む憲法改正に積極的である 45。防衛費については、GDP比2%を目標とし、その財源は行財政改革や経済成長によって確保するとしている 45。
実現可能性の分析
安全保障政策や憲法改正に関するスタンスは自民党と近く、これらのテーマで連携する可能性がある。防衛費増額の財源を行革に求める姿勢は一貫しているが、その実現可能性が低い以上、防衛費の安定的な確保にも疑問符が付く。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
統治機構改革を党是とし、中央集権体制と東京一極集中を打破するため、「副首都」の設置を提唱している 45。議員定数や報酬の削減を含む「身を切る改革」も公約の中心である 45。
実現可能性の分析
「身を切る改革」は国民の支持を得やすいが、国政全体に与える財政的インパクトは限定的である。副首都構想は、日本の構造的な課題である一極集中に対する具体的な解決策を提示している点で意欲的だが、中央省庁の移転などを伴うため、莫大なコストと強力な政治的リーダーシップが必要となり、実現への道のりは長い。
5. 総合評価
維新の公約は、歳出削減、特に社会保障費の抑制という、多くの政党が避けるタブーに踏み込んだ点で、最も改革志向が強い。しかし、その核心である医療費4兆円削減計画は、社会的なコンセンサスを得ることが極めて困難であり、公約全体の実現可能性を著しく低くしている。もしこの改革が強行されれば、特定の層(高齢者や医療へのアクセスが困難な地域住民)に不利益が集中する可能性があり、「立場の偏り」という点で批判を免れない。地方分権や統治機構改革への取り組みは評価できるが、財政計画の実現性に大きな課題を抱えている。
第5章 日本共産党:大企業・富裕層への応分の負担を求める抜本的改革
1. 経済・財政政策
公約の核心
日本共産党の経済政策は、格差是正と内需拡大を目的とした急進的な再分配を特徴とする。消費税を緊急に5%に減税し、将来的には廃止を目指す 6。最低賃金を全国一律で時給1500円に引き上げ、1700円を目指す 6。これらの財源は、大企業・富裕層への応分の負担によって賄うとする 6。具体的には、法人税率の引き上げ(23.2%から28%へ)、大企業優遇税制の廃止、所得税・相続税の最高税率の引き上げ、富裕税の創設などを通じて、年間25.6兆円の恒久財源を確保するとしている 6。
実現可能性の分析
財源計画が非常に具体的である点は他の野党と一線を画す。しかし、その内容は日本の税制と経済構造を根本から覆すものであり、政治的・経済的な実現可能性は極めて低い。大企業や富裕層への大幅な増税は、資本の海外逃避(キャピタルフライト)や投資意欲の減退を招き、かえって経済全体を縮小させるリスクがある。これは、1980年代のフランス・ミッテラン政権初期の富裕税導入が資本流出を招き、後に政策転換を余儀なくされた歴史的失敗例を想起させる。また、大企業の内部留保への時限的課税(10兆円規模) 6 は、企業の自己資本を損ない、経済危機時の耐性を弱める可能性がある。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
年金削減制度の廃止、医療費の窓口負担軽減、公費1兆円投入による国民健康保険料の引き下げ、介護保険への国庫負担増など、社会保障の大幅な拡充を約束する 6。教育に関しても、大学までの授業料半減・入学金ゼロ、給食費無償化などを掲げる 6。
実現可能性の分析
これらの社会保障拡充策は、前述の大規模な増税が実現することを前提としている。財源計画の実現可能性が低い以上、これらの公約もまた実現が困難である。政策の方向性としては社会福祉の向上に資するものであるが、その規模と財源調達方法が現実的とは言い難い。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
日米安全保障条約の廃棄と日米友好条約の締結を最終目標とし、自衛隊の憲法9条への明記に断固反対する 6。軍事費を大幅に削減し、その財源を国民生活に還元することを主張する 6。
実現可能性の分析
日本の外交・安全保障政策の根幹を覆す提案であり、現在の国際情勢や国内の政治力学を鑑みれば、実現の可能性は皆無に近い。しかし、軍拡競争への警鐘と、外交努力による平和構築を重視する姿勢は、他の政党とは異なる明確な立場を示している。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
企業・団体献金の全面禁止と政党助成金の廃止を訴える 6。ジェンダー平等にも力を入れ、選択的夫婦別姓の即時実現や同性婚の法制化を掲げる 6。外国人労働者の権利保障や、国際基準に沿った難民認定制度の確立も主張している 6。
実現可能性の分析
政治改革やジェンダー平等に関する主張は、他の野党と共通する部分が多く、世論の支持も一定程度存在する。しかし、党の基本政策全体が急進的であるため、これらの個別政策で他党との連携を進めることは容易ではない。
5. 総合評価
日本共産党の公約は、格差是正と平和主義という明確な理念に基づいた、最も体系的かつ急進的な代替案を提示している。財源計画が具体的である点は評価できるが、その内容は日本経済の競争力を著しく損なうリスクを伴い、実現可能性は極めて低い。国民の平等や社会福祉を最優先する姿勢は明確だが、その手法が国際的な経済環境や資本の動向を十分に考慮しているとは言えず、共存共栄の観点からは課題が残る。
第6章 国民民主党:給料が上がる経済と現実的な政策提言
1. 経済・財政政策
公約の核心
「給料が上がる経済」の実現を最重要課題とし、「令和の所得倍増計画」を掲げる 49。2035年までに名目GDP 1000兆円を達成し、それによって生まれる120兆円の税収(増税なき税収増)を財源とする成長主導型の財政再建を主張する 49。具体的な政策として、実質賃金がプラスに転じるまでの時限的な消費税5%への減税、ガソリン税の暫定税率廃止、そして若者向けの所得税減税などを提案している 49。
実現可能性の分析
GDP 1000兆円という目標は自民党と共通するが、国民民主党はそこに至るプロセスとして、より直接的な家計支援(減税)を重視している。この「成長と分配の好循環」モデルは理論的には魅力的だが、自民党の計画と同様に、持続的な高成長が実現できるかという根本的な課題に直面している。経済成長を財源とすることは、成長が未達の場合に財政規律が失われるリスクを伴う。ただし、ガソリン税減税(トリガー条項凍結解除)など、与党との協議を通じて部分的に実現を目指す現実的な戦術も取っており、一部政策の実現可能性は他の野党より高い。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
現役世代の社会保険料負担軽減を重視し、後期高齢者医療制度における窓口負担を「年齢ではなく負担能力に応じる」形に見直すことを提案している 49。また、就職氷河期世代への伴走支援も重点政策の一つである 49。
実現可能性の分析
高齢者の負担増を伴う改革案は、政治的に非常にデリケートな問題である。維新の医療費削減策ほど急進的ではないが、高齢者層からの反発は必至であり、実現には強力な政治的リーダーシップと国民への丁寧な説明が不可欠となる。この点に踏み込んでいることは、社会保障の持続可能性という課題に真摯に向き合っている証左とも言える。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
「自分の国は自分で守る」を基本理念とし、現実的な安全保障政策を志向する 49。外国人による土地取得規制法やスパイ活動防止法の制定など、経済安全保障の強化を具体的に掲げている 49。エネルギー安全保障の観点から、原子力発電所の再稼働や新増設も容認する 49。
実現可能性の分析
安全保障やエネルギー政策に関するスタンスは、自民党や維新と近く、政策的な親和性が高い。これにより、これらの分野で是々非々の協力を行う余地があり、政策実現の可能性を高めている。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
「人づくりこそ、国づくり」を掲げ、年5兆円規模の「教育国債」を発行し、教育・科学技術予算を倍増させることを提案している 49。これにより、高校までの教育費完全無償化や、所得制限のない子育て支援を目指す。
実現可能性の分析
「教育国債」という財源調達手法はユニークだが、これは将来世代への負担の先送りに他ならないという批判を招きやすい。国債を特定の目的に限定する考え方は、財政規律を緩める「悪い前例」となるリスクがある。ただし、教育への投資が将来の経済成長に繋がるというロジックは、国民的な支持を得やすい側面もある。
5. 総合評価
国民民主党の公約は、成長と分配のバランスを重視した現実的な政策パッケージとなっている。特に、社会保障における世代間の負担の見直しや、具体的な経済安全保障策など、他の野党には見られない踏み込んだ提案も含まれている。財源を経済成長に依存する点では自民党と共通のリスクを抱えるが、個別の政策では与党とも連携可能な現実路線を取っており、公約の一部が実現する可能性は比較的高い。
第7章 れいわ新選組:徹底した反緊縮と積極財政
1. 経済・財政政策
公約の核心
「失われた30年」の原因を緊縮財政にあると断じ、徹底した積極財政への転換を訴える。その象徴的な政策が「消費税廃止」である 53。インボイス制度も廃止し、ガソリン税もゼロにする 53。さらに、全ての国民への「つなぎの現金10万円」給付を即時実施するとしている 53。財源については、当面は国債発行で賄い、将来的には法人税の累進課税化や富裕層への課税強化で確保するとしている 55。
実現可能性の分析
財政規律を度外視した大規模な財政出動を前提としており、主流派経済学の観点からは極めてリスクが高い。消費税廃止(約26兆円の恒久財源喪失)を国債発行で賄い続けることは、国債市場の信認を損ない、金利の急騰(クラッシュ)を引き起こすリスクがある。そうなれば、住宅ローン金利の上昇や企業の資金調達コスト増を通じて、国民生活と経済活動に深刻な打撃を与える。歴史的に見ても、アルゼンチンのような財政規律を失った国がハイパーインフレーションと経済破綻に陥った例は数多い。法人税の累進化や富裕層課税強化は、共産党と同様に資本逃避を招くリスクを内包している。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
「生きているだけで価値がある社会」をスローガンに、社会保障の大幅な拡充を掲げる 53。介護・保育従事者の月給10万円アップ、奨学金チャラ、大学院までの教育費無償化、最低賃金1500円など、非常に手厚い内容となっている 53。
実現可能性の分析
これらの政策は、前述の超積極財政が実現可能であるという前提の上に成り立っている。財源計画が破綻すれば、これらの公約も画餅に帰す。個々の政策は生活困窮者の支援に繋がるが、制度全体の持続可能性が全く考慮されていない。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
「戦争ビジネスには加担しない」とし、軍事費の拡大に反対する 53。現行憲法の遵守を最優先し、緊急事態条項の創設などに反対する 53。
実現可能性の分析
非武装中立に近い理念を掲げており、現在の国際情勢下での実現可能性は低い。しかし、軍拡競争への強い反対姿勢は、一定の支持層にアピールする。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
「移民政策」に明確に反対する一方、「障害、ジェンダー、国籍など当事者・少数者が排除されない社会」を掲げ、両義的な側面を持つ 53。マイナンバーカードの廃止も主張している 53。
実現可能性の分析
移民政策への反対は、一部の保守層や労働組合の支持を狙ったものと考えられるが、人権擁護の理念との整合性が問われる。マイナンバーカード廃止は、デジタル化の流れに逆行するものであり、行政効率の低下を招くため実現性は低い。
5. 総合評価
れいわ新選組の公約は、経済的弱者に寄り添う姿勢を最も鮮明に打ち出しているが、その実現手段である財政政策は、国家財政を破綻させかねない極めて高いリスクを伴う。即効性のある給付策は評価できるが、中長期的な経済の安定と成長を著しく損なう可能性があり、持続可能性の観点から実現性は皆無に近い。特定の層への手厚い支援は、その財源を将来世代からの借金に依存する点で、世代間の公平性を欠いている。
第8章 社会民主党:平和と福祉を基軸とするリベラル路線
1. 経済・財政政策
公約の核心
社会民主党(社民党)の経済政策は、生活者本位の再分配強化が柱である。物価高対策として食料品消費税ゼロを即時実現し、その財源(約5兆円)は防衛費の削減や法人税・所得税の累進性強化で賄うとしている 58。最低賃金は全国一律1500円を目指し、社会保険料の労使負担割合を1:3に変更することで労働者の手取りを増やすと主張する 58。
実現可能性の分析
財源を防衛費削減と富裕層・大企業への増税に求める点で、共産党と類似した構造を持つ。しかし、党の政治的影響力が限定的であるため、これらの抜本的な税制・予算改革を実現する政治力はない。個々の政策は、生活困窮者支援や格差是正に資するものであるが、公約全体を実現するための具体的なロードマップは示されていない。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
「ライフファースト」を掲げ、月10万円の最低保障年金制度の創設や、大学までの教育費無償化を目指すなど、手厚い社会保障を公約する 58。
実現可能性の分析
財源問題は経済政策と同様であり、理想は高いものの、その実現に向けた財政的な裏付けは乏しい。党の理念を色濃く反映した内容となっている。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
党の最も重要なアイデンティティであり、憲法9条を活かした平和外交を絶対的な基本方針とする 58。日本の軍事化に反対し、核兵器禁止条約の早期批准を求める 59。
実現可能性の分析
現在の政府方針とは全く相容れないものであり、実現可能性は極めて低い。しかし、護憲と平和主義を掲げる政党としての存在意義を示す重要な公約である。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
ジェンダー平等の実現を強く訴え、選択的夫婦別姓や同性婚の法制化、包括的差別禁止法の制定を掲げる 58。移民や難民を排除しない多文化共生社会を目指すとしている 58。
実現可能性の分析
これらの人権政策は、リベラルな価値観を持つ市民層からの支持を集める。他の野党とも連携しやすいテーマであり、法案提出などの形で部分的に政治課題となる可能性はある。
5. 総合評価
社民党の公約は、福祉・人権・平和という伝統的なリベラル・社会民主主義の理念を忠実に反映している。特に社会福祉や人権擁護への取り組みは評価できる。しかし、その経済・財政政策は財源の裏付けに乏しく、外交・安全保障政策は現在の国際情勢下では非現実的と言わざるを得ない。党の規模から公約全体の実現可能性は低く、理念を掲げることに主眼が置かれている。
第9章 参政党:日本の国益と伝統を重視する独自路線
1. 経済・財政政策
公約の核心
参政党の経済政策は、「日本人を豊かにする」ことを第一の柱とする 60。国民負担率に35%の上限を設定し、消費税の段階的廃止と積極財政による経済成長で財源を賄うと主張する 60。
実現可能性の分析
国民負担率に上限を設けるというアイデアはユニークだが、社会保障費が自然増を続ける中でこれを実現するには、大幅な歳出削減か、極めて高い経済成長が必要となる。積極財政と経済成長によって財源を賄うというロジックは、自民党や国民民主党と共通するが、より急進的である。消費税廃止を掲げながら、その代替財源の具体的な道筋が経済成長頼みである点は、財政的な実現可能性に大きな疑問を投げかける。
2. 社会保障・福祉
公約の核心
「対症医療から予防医療へ」の転換を掲げ、医療費の削減を目指す 60。また、子供一人につき月10万円を支給するという非常に手厚い子育て支援策を公約している 61。終末期の延命治療は全額自己負担化すべきとの主張も特徴的である 64。
実現可能性の分析
予防医療の推進は長期的には医療費抑制に繋がる可能性があるが、短期的な効果は限定的である。月10万円の子供手当は、少子化対策としてインパクトは大きいが、その財源(年間約18兆円規模)をどう確保するのか、全く示されていない。終末期医療の自己負担化は、生命倫理に関わる重大な問題であり、国民的な合意形成は極めて困難である。
3. 外交・安全保障・憲法
公約の核心
「日本人を守り抜く」を掲げ、食料自給率100%の達成を安全保障の根幹と位置づける 60。外国人による土地取得の制限や、無秩序な移民受け入れの見直しなど、強い国家主義的な主張が目立つ 63。
実現可能性の分析
食料自給率100%は、現在の農業構造や食生活を考えると、極めて非現実的な目標である。移民政策に関する厳しい姿勢は、一部の支持層にはアピールするが、労働力不足という経済的な現実や、国際的な人権基準との整合性が問われる。
4. 統治・人権・社会
公約の核心
「日本人を育む」を掲げ、日本の歴史や神話教育の充実を訴える 60。LGBT理解増進法や同性婚、選択的夫婦別姓には、伝統的な家族観を揺るがすとして反対の立場を明確にしている 61。
実現可能性の分析
教育や家族観に関する主張は、保守的な価値観を強く反映しており、社会の多様化を目指す潮流とは逆行するものである。これらの政策は、社会に新たな分断を生む可能性がある。
5. 総合評価
参政党の公約は、既存政党とは一線を画す独自の世界観と国家観に基づいている。財政政策や社会保障政策には、財源の裏付けを欠く非現実的なものが多く、公約全体の実現可能性は極めて低い。特に、外国人や性的マイノリティに対する排他的ともとれる姿勢は、人権や国際協調の観点から重大な懸念がある。「日本人ファースト」を掲げることで、特定の層の利益を優先し、国民間に新たな分断を生むリスクを内包している。
第3部 比較分析と総合考察
第3節 主要政策の比較マトリクス
各党の公約における核心的な対立点を明確にするため、以下の比較表を作成した。この表は、9党の立ち位置を主要な政策課題ごとに整理し、選挙の争点を可視化するものである。消費税、財源、原子力エネルギー、移民政策、憲法改正という5つのテーマは、各党の基本的な国家観と経済哲学が最も顕著に表れる分野である。
政策課題 |
自由民主党 |
立憲民主党 |
公明党 |
日本維新の会 |
日本共産党 |
国民民主党 |
れいわ新選組 |
社会民主党 |
参政党 |
消費税 |
維持・低所得者対策 |
食料品ゼロ(時限) |
維持・低所得者支援 |
食料品ゼロ(2年) |
5%へ減税、廃止目標 |
5%へ減税(時限) |
廃止 |
食料品ゼロ |
段階的廃止 |
主要財源 |
経済成長 |
予算組み替え・税制改革 |
税収上振れ分 |
歳出削減(行革) |
法人・富裕層増税 |
経済成長・教育国債 |
法人・富裕層増税・国債発行 |
法人・富裕層増税・防衛費削減 |
経済成長 |
原子力エネルギー |
再稼働・新増設推進 |
脱原発・新増設なし |
慎重な再稼働・依存度低減 |
再稼働推進 |
即時廃止 |
再稼働・新増設推進 |
即時廃止 |
即時廃止 |
次世代炉推進 |
移民政策 |
管理強化・計画的受入 |
権利擁護・計画的受入 |
多文化共生推進 |
計画的受入 |
権利擁護 |
計画的受入 |
「移民政策」に反対 |
多文化共生推進 |
厳格な制限 |
憲法改正 |
積極推進 |
9条改定に反対 |
慎重(加憲) |
積極推進 |
断固反対 |
慎重な議論 |
現行憲法堅持 |
断固反対 |
新憲法創設(創憲) |
第4節 主要な政策的争点と潜在的リスク
消費税を巡る対立
これは単なる税制問題ではなく、供給側(サプライサイド)経済学と需要側(デマンドサイド)経済学の間の根本的な思想対立の代理戦争である。減税を主張する野党は、家計の負担を軽減し消費を刺激することが経済再生の鍵だと訴える。これに対し与党は、社会保障の安定財源としての消費税の重要性を強調する。マクロ経済シミュレーション 39 や海外の事例 12 は、減税の短期的な効果と、その持続性や財源問題というトレードオフを浮き彫りにする。ここでの潜在的リスクは、一度「時限的」として導入された減税が、政治的圧力によって恒久化され、構造的な財源不足を招くことである。
財政信認の断層
財源確保策は、各党の信頼性を測るリトマス試験紙である。「経済成長」に依存する政党(自民、国民、参政)、「歳出削減」を断行するとする政党(維新)、そして「富裕層・大企業への増税」を求める政党(共産、れいわ、社民)の間には、埋めがたい断層が存在する。政府の公式な財政見通し 31 と各党の公約を比較すると、多くの党で約束と歳入見込みの間に大きな乖離があり、財政的な信頼性に深刻な疑問符が付く。特に、れいわ新選組が主張する大規模な国債発行は、将来のインフレや日本銀行の独立性への圧力という、公約には明記されていない重大なリスクを伴う。
高齢化社会における社会契約
社会保障制度の未来像も大きな争点である。特に、維新が提案する11万床の病床削減 46 は、社会保障のあり方に関する根本的な選択を国民に迫るものだ。これは、給付の拡充を約束する他の多くの政党と鋭く対立する。ここでの潜在的リスクは、超高齢社会において急進的な給付削減がもたらす社会的・政治的な反発であり、医療へのアクセス格差が拡大し、二層構造の医療制度へと繋がりかねない危険性である。
結論:日本の未来への分岐路
本レポートの分析は、特定の政党を支持するものではなく、各党の公約が実現した場合に日本がどのような未来を辿る可能性があるかを、複数のシナリオとして提示することを目的とする。
- シナリオ1:現状維持プラス(自民党・公明党)
漸進的な変化を志向し、安定性を最優先する。企業主導の成長モデルに依存するが、持続的な停滞と格差拡大のリスクを内包する未来。 - シナリオ2:改革主義者の挑戦(日本維新の会・国民民主党)
構造改革、規制緩和、財政規律を特徴とし、よりダイナミックで競争的な経済を目指す。しかし、社会的な混乱やセーフティネットの脆弱化というリスクを伴う未来。 - シナリオ3:再分配革命(立憲民主党・日本共産党・社会民主党・れいわ新選組)
大規模な政府介入と富の再分配を通じて、家計所得と社会的公平性を最優先する。しかし、財政の持続可能性と経済効率性に対する重大なリスクを抱える未来。 - シナリオ4:ナショナリスト的代替案(参政党)
文化的アイデンティティ、保護主義、社会保守主義を強調し、戦後日本のコンセンサスからの大きな逸脱を意味する未来。
専門家による最終精査のためのチェックリスト
本レポートの読者である専門家各位が、最終的な判断を下す際に考慮すべき重要な論点を以下に提示する。
- ファクトチェック
- 公約の正確性: 引用された各党の公約内容は、公式サイトや選挙公報に記載されたものと一致しているか?
- 財源の根拠: 公約に示された財源(例:共産党の25.6兆円の歳出計画 6、国民民主党の120兆円の税収見込み 49)は、現実的なマクロ経済の前提(成長率、税収弾性値など)に基づいているか、それともスローガンに留まっているか?
- 評価の妥当性チェック
- 論理の飛躍はないか: 「Aという公約だから、Bという結果になる」という本レポートの評価は、説得力があるか?例えば、消費税減税が持続的な消費拡大に繋がるというロジックは、過去のデータ 14 や国民の貯蓄性向を考慮しても妥当か?維新の行革が4兆円の医療費削減に繋がるという因果関係は、社会的・政治的受容性を考慮しても信憑性があるか?
- 基準の適用は一貫しているか: 本レポートは、依頼者が示した評価基準(平等性、国際協調、社会福祉など)を、全ての政党に対して公平に適用しているか?
- バイアスと限界のチェック
- 隠れた前提はないか: 本レポートが提示した分析の枠組みやシナリオは、日本の課題を捉える上で十分か?これ以外の重要な視点(例:環境・エネルギー問題専門の視点、安全保障専門の視点など)はないか?
- 言葉の裏を読めているか: 公約の美辞麗句の裏にある、本当の狙いや、触れられていない不利益(トレードオフ)について、本レポートは十分に分析できているか?例えば、「全てを実現する」と謳う公約(減税、歳出増、財政健全化)が、暗黙のうちに何を犠牲にしているかを明らかにしているか?
- 「正しさ」の罠: 本レポートは複数の「正しさ」の形を提示したが、最終的にどの「正しさ」を選択するかは、読者自身の価値観に基づく。本レポートの分析を鵜呑みにせず、判断材料の一つとして活用しているか?
引用文献
- 日本:2025年対日4条協議終了にあたっての声明, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.imf.org/ja/News/Articles/2025/02/07/mcs-020725-japan-staff-concluding-statement-of-the-2025-article-iv-mission
- 新型コロナ危機における緊急経済対応と評価*1 – 財務省, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.mof.go.jp/pri/publication/financial_review/fr_list8/r151/r151_11.pdf
- 新型コロナと日本経済:回顧と展望, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.rieti.go.jp/jp/publications/pdp/23p022.pdf
- 日本のコロナ対応策の特徴と課題―国際比較の視点から見えてくるもの – NIRA総合研究開発機構, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.nira.or.jp/paper/opinion-paper/2021/57.html
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- ジェンダー平等先進国アイスランド|成功の秘訣と日本が学ぶべきこと, 7月 29, 2025にアクセス、 https://senyou.the-issues.jp/blog/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E5%B9%B3%E7%AD%89%E5%85%88%E9%80%B2%E5%9B%BD%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%AE%E7%A7%98%E8%A8%A3%E3%81%A8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%8C%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8
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- 【参院選公約発表】公明党 参院選公約発表 全編ノーカット配信 2025年7月参院選 – YouTube, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=pGthvE374Ew
- 【参院選2025】公明・斉藤代表 自公過半数割れが確実な情勢に「大変残念」 – YouTube, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=AsBwoxQZh0k
- [2025 House of Councillors Election] To everyone who supports the Komeito Party on social media /… – YouTube, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=COb9JkOw-GM
- 維新八策2025 個別政策集 | 参議院議員選挙2025 | 日本維新の会, 7月 29, 2025にアクセス、 https://o-ishin.jp/sangiin2025/manifest/all/
- 【参院選2025 選挙公約】日本維新の会 青柳仁士 政務調査会長がプレゼン(主催 – YouTube, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=NS8g1zfkBEk
- 【参院選2025】日本維新の会 吉村洋文代表 第一声【詳細版】(2025年7月3日) – YouTube, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.youtube.com/watch?v=dYvX2Mq2mAE
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- sanseito- | 参政党の政策カタログ一覧 – 参政党, 7月 29, 2025にアクセス、 https://sanseito.jp/political_measures_2025/specific_policies/
- 壊れゆく日本を守るため、日本人ファーストの政治家を1人でも多く国会に送り込みたい! | 参政党 – コングラント, 7月 29, 2025にアクセス、 https://congrant.com/project/sanseito/17367
- 参政党とは? 民意と矛盾の間で揺れる新興政党 参議院選挙 結果 – おおさか佳巨(オオサカヨシキヨ), 7月 29, 2025にアクセス、 https://go2senkyo.com/seijika/163389/posts/1163041
- 2025年参議院議員選挙:難民保護や外国人との共生に関する各政党の公約, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.refugee.or.jp/report/refugee/2025/07/manifest2507/
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- 一段と形骸化が進む財政健全化目標:25年度基礎的財政収支黒字化は達成できず, 7月 29, 2025にアクセス、 https://www.nri.com/jp/media/column/kiuchi/20250120.html
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